トロッコ列車で日本最長乗車距離を誇る列車をご存知でしょうか?
それは、「藍よしのがわトロッコ号」です。
その距離は、63.7Kmにおよびます。
今回、その「藍よしのがわトロッコ列車号」に乗車しましたので、その道中の体験記と写真をご紹介します!
藍よしのがわトロッコ号について
藍よしのがわトロッコ号は、吉野川が育んだ「阿波藍」、藍で富を築いた藍商人により花開いた阿波おどりをはじめとする徳島の文化や沿線の歴史、地元の食を吉野川に吹き抜ける風とともに体感いただくトロッコ列車です。
徳島、阿波池田駅間を結んでいて、徳島発の列車は「さとめぐみの風号」、阿波池田発の列車は「かちどきの風号」として運行されています。
その内、トロッコ車両に乗車できる区間は石井~阿波池田駅間です。普通列車(快速)として運行されているので、座席指定券さえ払えば、青春18きっぷでも利用できます。
(ちなみに今回は、土曜日や休日に快速・普通列車の自由席を1日自由に乗り降りできる「四国再発見早トクきっぷ」を利用しました。)
また、車内にはガイドさんが乗車されていて、沿線のガイドをしてくださり、飲食やお土産等の車内販売もされていました。
旅の出発は高松駅、そこでまさかのアクシデントが・・・
今回の旅の出発は高松駅です。
午前中に高松駅周辺で用事があり、それを済ませた後、「やはり香川に来たからには!」と言うことで、近くのうどん屋に行きました。
行ったのは、「セルフ釜あげうどん 岡じま たかまつ店」。時間があまりなく急げば間に合うと思い行くことにしました。
行った時には2〜3人しかいなくて、これなら余裕だなと思い、並ぶ前にトイレに行きました。
しかし、これが間違いの元で、トイレから出たらまさか10人以上の列ができていました。
それでも食べる時間はあると思い、列に並ぶことにし、釜揚げうどんの中を頼みました。
しかし、熱くて食べるのに思いの他時間がかかり、結局駅についた時に、丁度乗ろうと思っていた列車には間に合いませんでした・・・
「追加料金を払って特急列車に乗るしかないか・・・」と思いましたが、何気にもう一度時刻表を見てみると、何と次の快速列車に乗ると、途中の駅で、前の列車に追いつくことが判明しました。
それで事なきを得ました。
ちなみに、うどんは、しっかりとコシがあり、とても美味しかったです!もっとゆっくり味わって食べたかった・・・
セルフ釜あげうどん 岡じま たかまつ店
高松駅ー阿波池田駅まで
さて、当初予定していなかった快速列車で高松駅を後にし、途中坂出駅で、当初高松駅から乗る予定にしていた普通列車にのり、琴平駅まで行きました。
琴平駅から阿波池田駅までは土讃線になるのですが、超ローカルなため普通列車の本数が極端に少なく、泣く泣く特急に乗りました。
お昼の時間帯は11:57の次が14:13まで普通列車は通りません!14:13の普通列車では、トロッコ列車には間に合わないのです!
快適な特急列車!
琴平駅からは、特急南風に乗車です。
南風は振り子式車両を使用していて、カーブでもスピードを落とさず走る事ができるようになっています。
電車ではなく気動車なので、音がうるさいかと思いましたが、それほどでもなく、シートも大きく快適に移動できます!
阿波池田駅からいざトロッコへ
いざ、阿波池田駅から徳島駅までトロッコ列車の旅が始まります
藍よしのがわトロッコ号は、阿波池田駅発の場合、先頭車が気動車、後尾車がトロッコ車両となっています
それでは、車両の様子をごらんください!
川と山を楽しめるトロッコ列車
藍よしのがわトロッコ号は阿波池田駅を出てしばらくすると、進行方向右側に四国の険しい山並みが、左側には吉野川が見られます。
沿線では、住民の方たちが手を振ってくださっていました。
全国を走るトロッコ号の中でも、藍よしのがわトロッコ号は長い区間、トロッコ号に乗車できるので、ゆっくり景色や雰囲気を楽しめます。
しかし残念ながら当日は、曇ったり晴れたりの天気で、肌寒く、上着を羽織っても顔や手などは寒さを感じました。
藍よしのがわトロッコ号に乗車してみて
藍よしのがわトロッコ号は、阿波池田駅を14:33分に出発して、約2時間半後の16:57分に徳島駅に到着します。
トロッコ乗車区間は、阿波池田駅から途中の石井駅(16:35着)までです。実に2時間の間トロッコ列車に乗車できます。
十分に楽しむことができました。
そしてこの列車は、快速なので、普通運賃プラス座席指定券で乗車できます。
四国再発見トクきっぷを利用すると2100円+530円で乗車できます。
通常阿波池田から徳島までの片道乗車券が1,800円なので、かなりお得に乗車することができます。
大満足な一日の旅でした。